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mixture act29

Category : SS-mixture-
前の日の記事で「書こうと思ってたとこまでかきあがらなかったからupれませんでした」とか言ったんだけど、まあ区切って問題はないんで、書きあがってるところまでupることにしましたー!
・・・まったく更新ないよりはいいかなと思ってw

まあ、そんなわけなんでact29で『波乱』を起こすつもり(御幣がある)だったんですけど、次回に持ち越しです。しかも更に20日は今月末のイベント新刊優先するため、お休みをさせて頂きますので次回更新30日予定です。(延びちゃう可能性十分あり←駄目的)


なので、読んでやってもいいぞっていう方は続きをどうぞ^^
相変わらずだらだらと続いててすいませ…(((((((((







どごおん!
爽やかとはかけ離れた、そんな爆音で目が覚めた。
乱馬はガバッと飛び起き辺りを見回すが、特に変わったところはない。
立ち上がり、ドアを開けて気配を探る。
「きゃあっ」
「!」
小さいが、確かに今悲鳴が聞こえてきた。
警戒しつつ階下へ降りる。
「い!?」
一番始めに遭遇したのは煙。キッチンのドアの隙間から、それは漏れてきている。
「何だ!?」
慌ててドアを開けキッチンへ飛び込むと、煙は無秩序に廊下へと流れ出していく。
「けほっ! その声は、乱馬…?」
「あかねか?!」
煙をよけながら、声を頼りにあかねの元に向かう。
彼女の姿が見えると、ほっと胸を撫で下ろす。
あんなに煙が出ていたから、何かあったらと心配をしたが、咽ているだけのようだ。
「…げほっ、どうしたんだよこれ?」
「えーっとね…」
煙の訳を尋ねるが、あかねは言いにくそうに口ごもるだけ。
げほっともうひとつ咳をして、ダイニングテーブルに手を着いて、彼女の返答を待つ。
「…!」
と、そのテーブルの上に何かが乗っていることに気づく。
「なあ、一応聞くんだが、台所で何してたんだ?」
テーブルを一通り見回してから、じっと彼女を見つめつつ――、その質問を変える。
数十秒、待ち続けた。
「あの、ね……みんなの朝ご飯を…」
作っていたというのか――
乱馬は遠い目で再びテーブルの上へ視線を移す。
テーブルにはいくつもの皿がある。その皿の上に盛り付けられているのは原型を留めない消し炭(元々の食材はなんだったのか判別不明)、ボールから溢れているサラダのような葉物野菜の盛り合わせ(しかも何故か辛味と酸味の刺激臭が鼻を突く)、そしてガスコンロにかけられた鍋――煙の出所はここだった――……
全てを見回して『朝ご飯』にできそうなものはなさそうだと判断した乱馬は、深く嘆息した。
「とりあえず、あかねにケガがなくて良かったぜ…」
「ごめんね…?」
口元に手を添えながら上目遣いに謝られ――もとから怒る気などないが――、そんな風にされたら何も言えなくなってしまうではないか。
「朝ご飯は俺が作るから、あかねは茶碗とか出してくれないか」
まともに彼女の事が見られず、口元を抑えながらそう告げて、シンクに立つ。
「何だあ……、今の爆発音――…??」
そこへ、目をこすりながら大輔がキッチンへ入ってきた。
「何でもねえよ。朝飯できたら呼んでやるから、もう少し寝てろ」
深く突っ込まれては面倒なため、昨日の片付けの件もあって少々癪だが仕方ない。キッチンに立ち入らせないために、ここはひとつ大人になろうと決めたラン馬は、大輔に優しい振りをした。
「卵焼きは醤油味頼むな」
「あいよ」
しっかりと要望は言いつつ、大輔は再び寝室に戻っていった。
「ごめんね!乱馬。実はあたし料理苦手で…」
「…見りゃ、わかるよ」
まず煙の発生原因であるフライパンを水に浸け、次窓を開け、換気扇もかける。
「乱馬、怒ってる?」
カチャカチャと食器を片付けつつ、しょんぼりとした様子であかねが尋ねてくる。
前も思った事だが、彼女は無防備だ。これが、男を引きつける要因だとも思う。だから、乱馬自身も時々ぐらりと揺らいでしまうことがあるのだ。
「いや、別に。だけど、料理苦手なのにどうして作ろうとなんてしたんだ?」
極力意識しないよう、片付けと朝食の準備の手を止めずに動かしながら、逆に尋ね返す。
「あたし、昨日準備も買い出しも何もやらなかったじゃない? だから…」
「そういうことか。」
それならば合点がいく。彼女なりに、昨日の代わりになることを探して…それが『これ』だったのだ。
「ごめんなさい…」
片付けの手が止まり、あかねが俯いたのが気配で分かる。
「いや、責めてるわけじゃねえよ」
乱馬も手を止め、あかねに向き直ってくしゃりと頭を撫でた。

「うまっ!」
「これ、あかねちゃんが作ったの?」
「ううん、乱馬が作ったの、」
朝食が出来上がる頃には一同が揃い、間もなく食事が始まった。
「そういや、今日はどうすんだ? 自由行動か?」
「夏の別荘地で大学生がすることっつったら、やっぱりテニスだろ!」
「……お前、何年前の発想だよ…」
さも当然といった大輔の言葉に、呆れて半眼で突っ込みつつ、乱馬は鮭をつまむ。
「う、うるせえな!とにかく、今日の午前中に2面予約してあるから、みんなでやろうぜ。んで午後はこの近くのモールで買い物して、夜はここの地元のお祭りな♪」
「賛成♪」
「楽しそうだねぇvv」
ゆかとさゆりが楽しそうに手を叩き合う。
「買い物とお祭りはいいが、私テニスしたことないね」
「おらもだ」
「あ、ルールは教えてあげるけど、初めてでも別にあんまり気にしなくて自由にやっていいよ」
「ならやるね!」
「気軽に言うけどよ、ウェアとかはどうするんだ?」
盛り上がっているところへ、乱馬は再び大輔に問いかける。
「あたしたちは、するつもりだったからウェアは一応持って来たの」
とは、ゆかとさゆりとあかね。
「俺たちも持ってきたし。それにウェアは俺らの予備があるから、シューズとラケットだけ借りればいいだろ」
と、これは宏。
「予定があるなら言っておけよな」
「悪い悪い」
乱馬は顔をしかめるが、大輔は全く悪びれた様子もなくぱたぱたと手を振るだけだ。
バーベキューやテニスなど…昨日も今日のことも乱馬は何も聞かされておらず、そんな予定があることさえ知らなかった。以前確認したときには「その時にやりたいことをやろうぜ」などと言っていたのに――
「あたしテニス久しぶりだから、すごく楽しみだな♪」
思考にふけっていると、隣に座るあかねが楽しそうに笑っている。
「てか、昨日の今日で無理すんなよ」
彼女の言葉にその思考を潜めつつ、ついつい口を挟んでしまう。
昨日は単なる寝不足なだけらしいが、彼なりに心配なのだ。
「わかってるわよ。…乱馬って、結構世話焼きなのね」
「こら、何だ世話焼きって」
「だって、昨日からそうじゃない。まるでお父さんみたい」
「言うに事欠いて、お父さんはねえだろが!」
あかねの言葉にかくんと肩を落としつつ、言われたお返しとばかりに彼女の髪をくしゃくしゃとかき乱して抗議する。
「きゃあ、止めてよ」
「じゃあ、今の言葉訂正しやがれ」
「しないも、」
「今日も朝からお熱い事で、」
「!」
宏に突っ込まれ、2人我に返れば一同はにやついた笑みを張り付かせていた。
「あ、いや…・・・、ん、んなんじゃねえっつってんだろ!」
ダイニングに、しどろもどろな乱馬の、悲鳴に近い声が響いた。



ホントは、テニスのシーンまで行くつもりだったんですけど、場面的にはここで切っても問題ないので、遅くなってもあれだし…ということでうpしました!
次は波乱の発端編が始まるよ。(たぶn
とうとう彼が、動き出す―-……(何この煽り文句みたいなの)

とはいえ次回upは30日ですすいませええんn…!!m(_ _)m

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