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mixture act26

Category : SS-mixture-
お久しぶりです!
2ヶ月の沈黙を破ってようやく再開です!
お待ちいただいた方、申し訳ありませんm(_ _)m


PCの方は畳んでますので、続きからどうぞ(^O^)






「乱馬、いいのか?」
「いいって、何が?」
宏が尋ねると、乱馬はきょとんとした表情で問い返してきた。
「あかねちゃんのこと。…真之介に任せてさ」
元々が結構鈍感な男だったが、乱馬の相変わらずの鈍さに呆れてしまう。
この分だと、おそらく自分の気持ちに気が付いていないのではないかと疑いたくなってくる。
「あぁ、獣医だけど医者目指してるあいつのが、俺が残るよりいいだろ」
「…そういう意味で言ったんじゃないんだがな」
前言撤回。
疑いたくなってくる、のではない。
絶対に気づいていない。
「なんだよ?」
意味の分からない乱馬は訝しげな表情でこちらを見つめている。
「いや」
ここでこれ以上言っても埒が明かない。
宏は言葉を切って、野菜に目をやる。
「ねえ、乱馬くんはどれがいい?」
「あ、俺はこっちかな…」
「……」
話の区切りを汲み取ってくれたのか、タイミングよくゆかに話しかけられたからか、乱馬はそれ以上聞いてくることはなかった。
ゆかとどの野菜を買うか話をしている乱馬を見つめ、宏は盛大な溜め息を吐いた。



「……」
ふと、視界の隅で上掛けが動いたことに気づいて、真之介は読んでいた雑誌を閉じる。
「目、覚めちまったのか?」
ソファに横になっているあかねの顔を覗き込んで、そっと前髪を梳く。
「乱馬…?」
ぴくり。
微睡みの中にいるあかねは、こちらの事が見えていないらしい。
「…もう少しゆっくり寝てろ」
特に何も言わず、真之介はあかねの頬を一撫でして、上掛けをかけ直してやる。
「ん……」
彼女は安心しきったような笑みを浮かべて、また意識を沈ませていく。
「……」
静かな寝息が聞こえ始めると、真之介はそっとあかねに触れる手を離し、きゅっとその手を握りしめた。

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